高校生活を送る中での最大の選択といえるのが、「文理選択」。
今後の専攻とする分野を左右する「文系」と「理系」の選択をせまられるわけです。
そんな、将来も決めうる重要な選択を後悔しないために知っておきたい決め方のポイントを紹介します!
文理選択において大切な考え方とは・・・?
わかりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
文理選択が重要な理由
文理選択が重要な理由は、「将来の仕事や専門分野を大きく絞る選択」となるためです。
世の中の仕事の多くが、「理系職」と「文系職」というように、文理というくくりで区分されています。
また、大学入試を受ける上でも文理で区分されており、入試で必要となる科目も変わってきます。
そのため、文理選択は人生を左右するといっても過言ではない選択となるわけです。
そんな重大な文理選択をする際に意識してほしい決め方について解説したいと思います!
文理選択の決め方のポイント3選!
文理を決める際には以下の3つのポイントを意識しましょう。
得意or好きな科目から決める
高校生の多くの人がこれで文理選択をしているようです。
「数学が得意!」
「化学が好き!」
「物理に興味がある」
じゃあ理系だな。
というように、得意科目や好きな科目などから決めるという人も多いでしょう。
一方で、数学は苦手だから文系だなと決める人も多いようですね。
確かに、大学受験で入試を突破するということにおいては、文理選択を得意科目で決めるのもいいでしょう。
「得意科目は何か?」は文理を決める際に考えてほしい大切な要素です。
ただ、もっと大切にしてほしいポイントが以下の2つになります。
学びたい学問から逆算して考える
まずは学びたい学問、専攻したい学問を考えましょう。
大学では、文理はもとより、専攻分野で細かく分類されています。
文系でいうと、文学や心理学、法学、経済学など・・・
理系では、医学、薬学、工学、農学から、科目に直結する数学や物理学なども・・・
そこから文理を決めるといいですよ。
ここで自分はこの学問だ!と明確に決める必要はありません。
どちらかというと、医学と薬学かな〜という感じで大丈夫です。
大切なのは、興味のある分野へ進む道を消してしまわないことです。
文理を決める際にはぜひその先の専攻分野まで視野を広げてみてくださいね。
将来就きたい仕事は何かを考える
さらに意識してほしいのは、専攻分野のその先にある職業についてです。
もちろん、「将来、この仕事をしたい!」と明確に決まっている人は少ないと思いますが、興味のある仕事を考えてみましょう。
例えば、医師や薬剤師になりたいのであれば理系、弁護士などの職に興味があるのであれば文系という感じに。
将来の夢があるという人は、その夢から逆算していけば文理のどちらを選べばいいか明白なので、この方法で決めましょう。
以上をまとめると、得意科目も意識しつつ、将来の夢や学びたい分野から逆算して文理選択を行うというのがポイントでした。
しかし、そうはいっても、就きたい職業や専門にしたい分野なんて高校生の段階で決まっているという人はゼロに近いでしょう。
実際、私も高校生の段階ではなにひとつ決まっていませんでした(笑)
もっといえば、高校生とは1年後には考え方が180度変わるような多感な時期になります。
そんな場合におすすめなのが・・・
【裏技】迷ったら●系を選べ!
結論からいうと、迷ったら理系を選びましょう。
理由は、理系であれば文系の学部も受験できますが、文系だと理系の学部を受験できないことが多いということです。
文理選択後の高校生活で大きな違いとなるのが、文系は社会を2科目学ぶのに対して、理系は理科を2科目学びます。
そして、理系の学部を受験すると、多くの場合、1次試験および2次試験で理科2科目が必要となります。
一方で、文系の学部であれば、国語・数学・英語のみで受験できる大学も少なくありません。
(もちろん、理系の学部同様、文系の学部で社会を2科目必要とする場合も多くあるので万能ではありません。)
つまり、理系を選んでいれば、入試の直前でも、文系学部を受験する方向に変えることも可能というわけです。
これを一般的に、「文転(ぶんてん)」といいます。
もちろん、文理で選んだ方でそのまま受験できるのがベストなので、文理選択は慎重に行ってくださいね!