【ケース面接/集団面接】選考に役立つフレームワークとは?3Cや4Pって何?正しい使い方を例題付きで解説!

就職活動
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ビジネスの場でしばしば使われている「フレームワーク」。

物事を考える際に使う「考え方の枠組み」のことを意味しますが、これは就活においても知っておきたい思考法です。

今回は、数多あるフレームワークの中でも、就職活動の面接において重要になるものを選んで紹介します。

また、使い方についても実例つきで解説するので、ぜひこの記事を最後まで読んでマスターしてみてくださいね!

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就活の面接でフレームワークが使える理由

「フレームワーク」というと、一般的にはビジネスのマーケティングで使用される思考方法です。

フレームワークを使うことで以下のようなメリットがあります。

・どんな情報収集が必要か分かる

・課題が見つかりやすくなる

・アイデアが思いつきやすくなる

・答えを導くスピードが上がる

など・・・

そのため、フレームワークは、就活の面接の「ケース面接」や「集団面接」の選考においても絶大な効果を発揮します。

(昨今の「ケース面接」や「集団面接」では、ある一つのテーマが与えられて、その課題解決を図るというスタイルが主流。)

それでは、なかでも広く使用されているフレームワークの「3C分析」と「4P分析」を見ていきましょう。

「3C分析」と「4P分析」をわかりやすく解説!

「3C分析」とは?

Customer(顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)の3つの立場に分けて考えるフレームワーク。

この3つの立場の相互関係を考えて、現在の自社の状況や環境を分析します。

「ある業界で首位を取りたい」というような課題に対して役立つフレームワークといえるでしょう。

「4P分析」とは?

Product(商品)・Price(価格)・Place(立地)・Promotion(宣伝)の4つの要素に分けて考えるフレームワーク。

商品を顧客に売る過程で、売れ行きの変動や新規開拓に必要な戦略等を分析します。

「ある特定の商品の売り上げを伸ばしたい」というような課題に対して役立つフレームワークといえるでしょう。

【例題付き】「3C分析」「4P分析」の使い方

それでは、実際に例題を考えて3C分析および4P分析の使い方を見ていきましょう。

[例題].「業界2位のA社の新商品のシャンプーの売り上げをトップにする施策を考えよ」

このような課題に対しては、一見すると4P分析の方がが有効に思えますが、業界での順位も考慮して3C分析も効果的だといえそうですね。

それでは、各々のフレームワークで考えてみましょう。

(ぜひ、この先を読む前にペンと紙を用意して考えてみましょう!)

3C分析による解答例

「Customer(顧客)」を美容院に限定するとしましょう。

また、A社の「Competitor(競合)」をB社とします。

ここで、「Company(自社)」は現状として、一般家庭向けの商品しか想定しないため、美容院向けに特化した商品も開発・サービス展開を行なっていけばいいのでは・・・

というように3P分析で整理して考えられます。

自社と外部の比較分析を通じて自社の戦略を考えたいというときに向いているといえるでしょう。

それでは、続いて4P分析だと次のようになります。

4P分析による解答例

4P分析では、自社の分析を徹底的に行うイメージになります。

自社のサービスを「Product(商品)」、「Price(価格)」、「Place(立地)」、「Promotion(宣伝)」に分けて考えると改善点が見えてきます。

例えば、シャンプーの詰め替え用の価格を下げることで固定ユーザーの離脱を防ぐという効果を期待できるでしょう。

また、本社機能を都心から郊外へ移動することで、生産コストを下げるといった方法も考えられます。

この分析方法は、特にマーケティングの場でよく利用されています。

具体的なコストを計算すると、何を優先して取り組むべきかについても分かりそうですね。

【その他】就活で使えるフレームワーク集

就活を含めた、ビジネスで使えるフレームワークのうち、代表的なものとして「3C分析」と「4P分析」をご紹介しました。

しかし、この他にも便利なフレームワークがまだまだあるので、最後にまとめでご紹介します。

SWOT分析

自社の内部的な「Strong(強み)」、「Weakness(弱み)」と外部的な「Opportunity(機会)」、「Thread(脅威)」の要素で分けて分析を行う方法。

最近では、「コロナ禍」などが「Thread(脅威)」にあたるでしょう。

5F分析

これは、5つの脅威に分けて分析する方法。

「新規参入」「供給業社」「競合」「代替品」「顧客」の5つの要素を考え、自社をとりまく環境を見極めます。

業界での立ち位置や戦略立案などに適しているため、シェア向上などにも向いているといえるでしょう。

AIDMA分析

消費者行動に着眼した分析方法。

「Attention(認知)」「Interest(興味)」「Desire(欲求)」「Memory(記憶)」「Action(行動)」

あるものを知ってから購入するまでの流れを5段階のフローに分解して考えられるので、「顧客数増加」などを考える際に役立ちます。

まとめ

以上、就活の場でも役立つフレームワークを厳選して紹介しました。

いずれも、整理して考えられるという点では大変便利なフレームワークです。

しかし、それぞれに強みと特徴があるので、考えたい内容や目的に合わせて、適材適所で活用するようにしましょう。 そして、今回紹介したフレームワークを覚えておくだけでなく、日頃から使う練習をして慣れておくことも大切ですよ。

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