デザイン思考テストのコツと対策法!ランクをD→Sに上げた解き方を伝授!【練習問題&解答例付き|24卒就活】

就職活動
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就職活動のフローの中で一つの山場となるのがwebテスト。

そんなwebテストとして、SPIや玉手箱などが多くの企業で採用されているなか、「デザイン思考テスト」への注目が高まっています。

そんな、デザイン思考テストの特徴と対策を紹介!

そして、実際に私がランクDからランクSへと上げた方法を特別にご紹介します!

ぜひ、就職活動の対策に役立ててみてくださいね!

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そもそもデザイン思考テストとは?

「デザイン思考」とは、お客さんが持つ課題や要望に対して解決案となるアイデアを創出する考え方のこと。

会議でアイデア出しするようなイメージをすると良いでしょう。

このデザイン思考を取り入れたwebテストが「デザイン思考テスト」です。

デザイン思考テストは、「VISIT Technology社」が開発した独自のシステムにより能力値を数値化するテストです。

では、なぜ、こうしたデザイン思考テストが就職活動の選考に用いられているのでしょうか?

商品やサービスの発案・製造等の段階で、不可欠な要素となるのが、顧客が必要とするものを補完していくこと。

これを生み出すのが「デザイン思考」というわけです。

そのため、ビジネスにおいてデザイン思考の能力は不可欠というわけですね。

それではつづいて、デザイン思考テストの中身について見ていきましょう。

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【練習問題&解答例付き】デザイン思考テストの内容と評価方法

デザイン思考テストでは、「創造セッション」と「評価セッション」の2つで構成されます。

それぞれの内容と意味をご紹介します!

「創造セッション」

まず、「創造セッション」では、選択肢から課題を選んで解決案のアイデアを創出します。

「誰が(Who)」「どこで(Where)」「どんな時(When)」について、それぞれを与えられた選択肢から選び、この3つの組み合わせによってできたシチュエーションで考えることになります。

また、そのシチュエーションにおける「叶えたい願望(Why)」を記述します。

そして最後に、設定したニーズに対する「解決するためのモノ(What)」、「願望を解決するアイデア(How)」の選択および記述を行います。

と・・・このような流れになるのですが、この説明だとイメージがつきにくいですよね(笑)

以下のような練習問題を例にとって、「創造セッション」を見てみましょう。

まずはシチュエーション設定として、

「綺麗好きの大学生が(Who)」、「自分の部屋で(Where)」「熱心に勉強しているときに(When)」というのを選択したとします。

(かなり状況を絞る選択肢が多いのが特徴的です。)

それに対して、叶えたい願望を記述で考えます。

ここでは、「効率よく試験勉強を進めたい(Why)」としましょう。

これに対する解決案を以下のように考えます。

解決するためのモノとして「AIを活用する技術(What)」を選択します。

最後に、これに合致するような願望を解決するアイデアを考えます。

(解答例)「教科別の試験の成績や正答率をもとに、学力向上に最適な問題を表示するディスプレイを埋め込んだ机で勉強することで、勉強の効率を最大化すると同時に、教科書や筆記用具などの勉強道具の最小化も可能にする(How)」

というふうに回答します。

(やや強引な気はしますが、シチュエーションの「綺麗好き」にも合致しているので悪くはない回答と言えるでしょう。)

以上の「創造セッション」を制限時間内に繰り返し行います。

制限時間が終了したら、つづいて「評価セッション」へと移ります。

「評価セッション」

「評価セッション」では、他の受験者が回答した「創造セッション」のアイデアの評価を行います。

評価の方法としては、課題設定が「共感できる内容か」、「新規性があるか」等について選択肢から選びます。

この「評価セッション」も制限時間内に繰り返し行います。

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デザイン思考テストを採用する企業は?

近年、採用フローの中でデザイン思考テストを採用している企業は増加しているようです。

代表的な企業としては、以下のような企業があります。

  • ボストン コンサルティング グループ
  • 住友商事
  • 三菱地所
  • アサヒビール

いずれも就職活動で人気が高く、就職難易度も高い傾向にある企業が並びました。

そのため、必然的にデザイン思考テストを受けるという就活生も多く、入念な対策が必要となりそうですね。

では、デザイン思考テストで高い点数をとるためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

実際の受験経験も交えて紹介します。

【本題】デザイン思考テストを「ランクD」→「ランクS」に上げた方法を画像付きで解説!

それでは、みなさんが気になる「デザイン思考テストで高得点を取る方法」をご紹介・・・する前に、私が解いた実際のテストの結果をご覧ください。

1回目の結果「ランクD」

とある企業の夏のインターンシップ選考を受けた際の結果がコチラです↓

トータルしてD評価となっていますが、一部ではE評価もあり、決して良い評価とはいえませんね。

2回目の結果「ランクS」

そして、翌年の春のインターンシップ選考で受けた結果がコチラ!↓

なんと、SS評価も!!!

大幅にアップしました!この結果は自分でも驚きました。

でも特別な対策をしたわけでも、ストイックな修行を積んだわけでもありません。

こんなことを意識することだけを考えました。

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デザイン思考テストは◯◯するだけでS評価!?

上の2回のテストで意識したことの大きな違い。

それは、「とにかく大量のアイデアを出すこと」です。

これを意識するだけで飛躍的に点数がアップします。

実際、1回目のテストでは、一つ一つのアイデアを丁寧に考えすぎて、5個程度のみの案の数となりました。

一方、2回目では精度よりもスピードを重視して、20個程度のアイデアを捻り出しました。

そうするだけで、飛躍的な向上で評価Sを獲得することができました。

もちろん、2回の受験で慣れたという理由もあるかもしれません。

そして、これで必ずS評価を得られるわけではありませんが、意識してみると変わってくるはずですよ。

デザイン思考テストで高得点をとるための対策

それでは、「スピードを意識して大量のアイデアを出すため」にしたい具体的な対策をご紹介します。

スピードだけでなく、精度も一緒に磨いていきましょう。

考えやすいシチュエーションにする

創造セッションでは、なるべく考えやすいシチュエーション設定をしましょう。

そうすることでアイデアの引き出しが多くなり、解決案を生み出しやすくなります。

具体的な方法としては、自分の趣味や境遇などにあった選択肢を選ぶようにすること。

たしかに、行動をする主体となる人(主語)を「主婦」とするよりも「大学生」とした方が自分の日常のことを主観的に考えられるので思いつきやすそうですね。

アイデアのインプットとアウトプット

普段の生活で、ニュースやネットの記事を読み、最新の技術やシステムを学びましょう。

こうした習慣がアイデアのインプットになり、デザイン思考において使える引き出しを多くするというわけです。

上でも述べた通り、デザイン思考テストの評価項目のひとつとして、「新規性があるか」ということが重要です。

既存の技術に何を加えるか、何か他の技術を活かせないかなどを考えるようにしましょう。

とはいえ、大学生に短時間で新規性があり、なおかつ、革新的なアイデアを数多く出せというのは酷な話です・・・

そこで、私が本当にデザイン思考テストに役立ったと感じる本「2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ」をご紹介しておきます。

この本では、医療、金融、不動産、教育、小売、広告、エンタテインメント、交通、環境など、多岐にわたる業界でのこれまでとこの先の未来が記された、いわば、羅針盤のようなビジネス本です。

誰もが夢見た「空飛ぶ車」が現実に・・・のように、これまでにない技術やシステムが詰まっているので、デザイン思考のインプットに最適です!

(本当におすすめなので、ぜひ一度騙されたと思っても良いので読んでみてください!)

また、この本を元に、「普段の生活で不便なことや、それを解決する方法はないか・・・」と考える習慣をつけておくとアウトプットの練習にもなっておすすめですよ。

評価セッションも重要

意外に気を抜きやすいのがこれです。

創造セッションでいかに良いアイデアを出すかを意識するあまり、その後の評価セッションを疎かにしがち。

意識すべきは、適切な評価ができているかと注意しながら、客観的に正しい評価を行うことです。

そして、全て良い評価ばかり・悪い評価ばかりといったことにならないように、「バランスよく評価すること」を気をつけましょう。

これは公式ページにも記載されています。

「非常にそう思う」「そう思う」「そう思わない」「全くそう思わない」の回答比率はなるべく均等になるように心がけてください。

「デザイン思考テスト 受験の手引き」

受験の前に必ずこちらの公式の説明にもしっかりと目を通しておくようにしましょう。

回数を重ねて慣れよう!

以上、デザイン思考テストで評価をあげるテクニック的な話と対策について解説しましたが、さらに大事なのは「慣れる」ということ。

誰だって初めてのテストではなかなか力を発揮できないものです。

もし、第一志望の企業がデザイン思考テストを採用しているのであれば、他の企業の選考などを通して経験しておきましょう。

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【おまけ】「デザイン思考テスト」におすすめの対策本3選を紹介!

上でも一冊紹介しましたが、デザイン思考テストのインプットやアウトプットにおいて非常に有効な手段のひとつが、「本を読むこと」です。

いったいどんな本を読めば良いのでしょうか?

それでは最後に、私がこれまで読んだ本の中で、デザイン思考テストのランクをあげるのに役立ったと感じる対策本を厳選して3つ紹介します。

①「デザイン思考が世界を変える: イノベーションを導く新しい考え方」

こちらの本では、あのNetflixの成功事例やTwitterの経営戦略を始め、革新的なビジネスの事例で盛り沢山の内容となっています。

各業界を代表する事例はデザイン思考のインプットに大変効果的です!

②「実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決」

続いて紹介するのは、デザイン思考の定義の話から、アイデアを創出するプロセスまで丁寧に解説されたこの本。

デザイン思考に関するイロハを初心者にもわかりやすくまとめられています。

「インプットはそこそこできている気がするけど、アウトプットがいまいち不安・・・」

そんな人にも強くおすすめしたい一冊です。

③「HELLO,DESIGN 日本人とデザイン」

最後に紹介するのは、私がデザイン思考を始めるにあたって、最初に読んだ一冊です。

こちらの本は、タイトルに「デザイン思考」が無いため、デザイン思考テストの対策本としてはそこまで知られていませんが、ぜひおすすめしたい本です。

特徴としては、タイトルにもある、「日本人とデザイン」の相互関係をテーマにしており、なかでも「料亭のお箸の話」は驚愕・・・

まさに、「デザイン思考の魔力がわかる」というような、自分の中の世界を広げてくれるような一冊なので、気になった方はぜひ読んでみてください!

まとめ

以上、デザイン思考テストのコツやポイントを解説しました。

デザイン思考テストでの評価のランクをDからSに挙げられた理由は、一言でいうと、「アイデアの数をとにかく多く出すこと」ができたからでした。

とはいえ、むやみやたらに多く出せばいいというわけではなく、日頃のインプットとアウトプットの練習や習慣づけも重要です。

そのため、紹介した書籍や他の企業での選考もうまく利用してみてくださいね。

そして、本命の企業で全力を発揮できるようにしましょう!

それではみなさんのご活躍を期待しています。

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